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\\東京公演は循環器疾患×口腔??//
お知らせ今回のBOCプロバイダー講座では、循環器内科医の福田芽森先生をお迎えして行いました。
ヤフーニュースなど数々のメディアで医療ライターとしても活躍されている福田先生は「伝える」ことをずっと考えている先生です。
循環器内科医、医療ライター、ヘルスケアに関わる企業へのアドバイザー、また循環器学会の広報として、「医療情報を伝える」ことを常に考えていらっしゃいます。
今回の講義の中で伺ったのは、循環器病は重症化すると死に直結するということ。
例えば家族が癌になってしまった場合、癌に対する治療やこれからのことなどをある程度ゆっくり考える時間がありますが、循環器疾患は違います。今朝元気に家を出たお父さんが突然生命の危機に瀕する。突然病院から電話がかかってきたと思ったら、「お父さんが死にそうです」と言われる。今朝元気に家を出たひとが、数時間後に死ぬかもしれない。これが循環器疾患です。そんな時、医師としてご家族になんと伝えますか?看護師として「あなたのお父さん死にそうですよ」と伝えますか?
そんな現場で、患者さんやご家族への伝え方をずっと考えている。さらに突然そのような事態にならないように、生活習慣の重要性、正しい医療の知識をライターとして伝えている。また、よりよい医療機器が作られるように、企業へのアドバイザーとして伝える。さらに、循環器学会の広報としてsnsを通して伝える。
そんな「伝える」ことをずっとやっている福田先生をお招きして、循環器疾患の話、口腔との関連、そしてその情報をどう伝えるかについてお話いただきました。
さて、BOCプロバイダーの役割は3つあります。
口腔ケア(BOC)を
①行う
②伝える
③学び続ける
です。
この「②伝える」について、
今回はみなさんの現場を想定して、BOC(口腔ケア)の重要性を誰にどうやって伝えるのか。患者さん、家族?または一緒に働いている同僚、後輩看護師にどうやって伝えるのかをワークショップ形式で考えました。
「BOC講座で学んだ口腔ケアの重要性、エビデンスを示しながら伝える」、それはもちろんいいとして、それをいつどこで伝えるのか?また、それを理解して行動変容をさせるためにはどう伝えたらいいのか。
福田先生の講義の中にヒントがありました。ぜひ動画を見返していただけたら嬉しいです。
誰にでも応用できる万能な方法はなく、自分の無力さを責めることもあるかもしれない。この答えのない問題をこれからもプロバイダーのみなさんと考え続けていきたいと思っています。
奥が深くて途方も無いけど、今回は「伝える」を考える素晴らしい機会を与えていただきました。
福田先生、みなさまありがとうございました!引き続きよろしくお願いいたします!