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在宅医療×口腔ケア!

お知らせ

BOC名古屋公演は2回目の開催になります。前回同様たくさんの方に全国各地からご参加いただきました。ありがとうございました^ ^


今回の講座では笑いあり涙あり、終始感情が揺さぶられ、「医療」とはなにか、「健康」とはなにか、「生きる」とはなにかを考える素晴らしい機会になりました。

今回のテーマは「在宅医療」です。愛知県で在宅診療をされていて、Dr.コトーのように地域で愛されている石黒先生をお迎えしました。

石黒先生の講義の中で印象に残っているのは、「在宅医療の現場にいると、患者さんひとりひとりの状態を考慮して医療を提供するのはもちろん、その方々の生活や価値観、これまでの人生などの全てに想いをよせて診療をするようになる。」こと。

さらに、「その過程で考えるのは、医学的な正解やエビデンスは、必ずしもその場の最適解ではない」ということです。

 

講義の中では、石黒先生自身のおじいさまを看取った時のお話をしていただきました。

誤嚥を繰り返しているが冷たい水が飲みたい、トロミは嫌い、飲めてないけど「うまい」という。

おそらく先生自身が病院医だったら、「誤嚥しているから経口摂取はできない、栄養は経鼻胃管で、または点滴で」と言うかもしれません。でも、在宅医療の現場にいるとそれは患者さんにとっての幸せではないのかもしれないとも考えます。

口に含んだ冷たいお水は全て肺に入ってしまったかもしれないが、それでもおじいちゃんは「うまい」と言っている。これは間違った行為なのでしょうか。

同じように、例えば歯科医学的に正しい、教科書どおりの治療は在宅医療の現場では不適切な場合が多々あります。今回の講義は、在宅歯科診療を行なっている私の経験や考えとも合致するものでした。

さて、医学的なエビデンスとそれぞれの現場でのエピソードは、様々な状況を考慮して選択することが求められます。
エビデンスが全てではありませんし、ケアに正解がない場合も多々あります。とはいえ、知らなければ話にならない基本的な知識やエビデンスを軽視することもできません。

今回は、「エビデンスは全てではない、でもそれを知っているからこそ、患者さんや現場に合わせたケアが出来るようになるんだよ」ということを、教えていただく講座になりました。

次回は台風19号の影響で延期になってしまった大阪公演で、歯周病が専門の尾崎先生にどっぷり口腔ケアを教えていただきます。楽しみにしていてください^ ^